退職後の税金(退職金)

FIRE(早期退職)に勤務先に退職金支給予定額を計算してもらっても、それがそのまま手元に残ると思うのは早計。退職金は分離課税になりますが、しっかり課税されます。

20~30代でFIREされる場合は、退職金もそれ程高くないと思うので気にする必要は少ないと思います。反対に定年間近で(プチ)FIREする場合は、退職金も高くなっているので要注意。特に大企業に勤務していて勧奨退職で割増退職金をもらう予定の方は、税額がいくらになるかを事前に確認し、資金計画を考えましょう。

 

税金の計算方法は、以下のとおり。

 

( 退職金 - ①退職所得控除額 ) × 1/2 = ②課税退職所得金額

 

①退職所得控除額

勤続年数20年以下  40万円 × 勤続年数 

勤続年数20年超   800万円 + 70万円 × ( 勤続年数 - 20 )

※勤続年数端数切上

 

②課税退職所得金額 × 税率 - 控除額 = ③退職金の所得税

 

③退職金の所得税額 × 2.1% = ④復興特別所得税

 

②課税退職所得金額 × 10% = ⑤退職金の住民税額

 

③~⑤の合計が、税金になりますのでご注意下さい。

 

※ 退職金に関する税金の詳細を知りたい場合は、国税庁HPをご参照下さい。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/02_3.htm